たまには澤田もエンターテイナー

ノンフィクションライター澤田が、このブログではエンターテイナーになった気でいろいろ振る舞います。

革で折り鶴を作る

Makuakeに出てきた、この製品。要はB4サイズの革なんだ。それだけ。

https://www.makuake.com/project/changize/

でも、コレがまたすごい。折り鶴折れるんだって? こういうものが日本から出てくるってのは、やっぱり嬉しいよね。

皮革製品の世界は、フランスとイタリアという壁がある。

プラダとかエルメスとかグッチとかのショップが並んでる通りに、国内ブランドのショップができたら、通行人はどう思うか。現実問題、国内ブランドは「一等下」に見られてるんじゃないかな。

皮革製品の話をする時、澤田はよく「双子の姉妹」のたとえ話を出す。

双子の姉妹がいて、両方とも彼氏がいる。誕生日に姉は彼氏からエルメスのバッグをもらった。それを妹に自慢するわけだ。けれど、妹も彼氏から革のバッグをもらってる。エルメスじゃなくて、国産のバッグ。もちろん品質は最高級の本革で、職人のハンドメイド。値段はエルメスと一緒。

さて、妹は姉にバッグの自慢を仕返してやれるのか?

これがバブルの頃だったら、姉のエルメスに劣等感を持って、彼氏に「何でプラダのバッグにしてくれなかったの!?」と詰め寄ってたかもしれない。いや、人によっては今もそうだと思う。けれど、日本の製品はだんだんと日本人自身に見直されてるっつー流れもある。ヨーロッパのハイブランドに負けないクオリティーのものが、じつは地方の町工場で作られている。この背景自体が、これからブランド価値になっていくんじゃないかな。

そのあたり、澤田は日本の皮革産業に関しては割と楽観的に考えてるんだけどね。