たまには澤田もエンターテイナー

ノンフィクションライター澤田が、このブログではエンターテイナーになった気でいろいろ振る舞います。

案の定、人工地震論者が逆襲されている

2013年型のネットユーザーが2018年型のネットユーザーに痛い目遭わされてるのが現状ということを、この前Twitterにも書いた。

この5年で何が変わったかというと、

・大災害になるほどの人工地震なんて起こせないというのが周知された

陰謀論を主張したって何らプラスにならないどころか、社会的信用をなくすということが明らかになった

陰謀論=デマの拡散は犯罪だということが知れ渡るようになった

まあ、このあたりでしょう。とくに3番目の要素は大きい。熊本地震の時のライオン脱走事件は、日本のネット環境を大きく改善させるきっかけになったことは間違いない。

Twitterで「人工地震」というワードがトレンドになった理由は、「人工地震論者がたくさんいる」ということじゃなくて「ごくひとつまみの人工地震論者が他のユーザーに逆襲されている」ということだ。要はバカ発見のために「#人工地震」と検索する人がたくさんいる、というわけなんだな。

それと、今回「在日朝鮮人が暴動を起こす」ということが悪質なデマだということがちゃんと周知されている、という点にも注目。

これが2013年だったら危うかった。そのデマがきっかけで朝鮮学校や民団の施設が襲撃される可能性もあったと思う。それこそ、大正年間の関東大震災のように。5年前のネット環境(とくにTwitter)は、それだけカオスだった。