たまには澤田もエンターテイナー

ノンフィクションライター澤田が、このブログではエンターテイナーになった気でいろいろ振る舞います。

最近の人工地震論者は「幼稚な書き方」をする

「これわね〜、やっぱり#人工地震なんだよねwモリカケ隠蔽工作ワロタwwww」

みたいな感じで、端から見ればふざけてるような文体で「大阪北部地震=政府の陰謀」を主張するTwitterユーザーがいる。

それはつまるところ、万が一デマの拡散が指摘されて警察が動いたら「いや、あれは単にふざけ半分で書いたに過ぎません」と言い訳するためなんだな。

現に熊本地震の時のライオン脱走デマの容疑者は、

「悪ふざけでやってしまった」

と供述してる。

https://www.huffingtonpost.jp/2016/07/20/lion-escape_n_11081056.html

このテの人間は、「悪ふざけ」という単語をどうにか免罪符に使おうとしている。陰謀論者も同じ。いざという時は「本気であんなこと書いたわけじゃない」で何とか言い逃れよう、という心理が今の陰謀論者にはある。

陰謀論者の殆どは、自分の唱える陰謀を本気で信じていない。

だったら最初から人工地震なんて言い出さなきゃいい話かもしれないけど、人間の承認欲求というのは放っておけば肥大化する。何で不毛な陰謀論を唱えるのか。それは「大衆よりもいろんなことを知っている賢い自分」を演出するには、それが一番手っ取り早いから。あと、もちろん「いいね!」やリツイートをしてもらいたいというものあるはずだ。

被災者の不安を煽るような情報を流しておきながら、己の保身のためにわざと幼稚な文体でデマを拡散させる。

肥大化した承認欲求ほど恐ろしいものはない。