たまには澤田もエンターテイナー

ノンフィクションライター澤田が、このブログではエンターテイナーになった気でいろいろ振る舞います。

『ちびまる子ちゃん』が大嫌いだった

静岡市生まれ相模原市育ちの澤田は、ちびまる子ちゃんが好きじゃない、というよりも本当に嫌いだった。

澤田が小学校に上がる頃、もうアニメは始まっていた。子供心に「こいつは本っっっ当にヘソ曲がりだよなぁ」「姉貴も母ちゃんも怒ってばかりじゃないか」とアニメを捉えていた。それよりも、自分の溢れる才能とご先祖様の遺産を活かしていろんなものを作る『キテレツ大百科』のほうが何百倍も大好きだった。

澤田のちびまる子ちゃん嫌い、というよりもさくら作品嫌いは20代になっても心に残ってたんだけど、それが三十路を迎えると一転した。

まる子=さくら先生の心情が、30歳を過ぎてようやく理解できるようになった。まる子は「ひねくれ者」なんじゃなくて、誰よりも精神年齢の高い小学生だったということに気づいたわけだ。何てことはない、まる子の精神年齢に澤田はようやく追いついただけだ。

2年ほど前からさくら先生の作品を少しずつ読んでたりするんだけど、内容のひとつひとつが明らかに「小学生のもの」ではないんだよ。だから、今のティーンエイジャーにさくら作品を勧めても、多分理解してくれないんじゃないかと思う。若いうちは、「まる子は性格の悪い小学生」にしか見えないから。

けれど、大人になるってことはつまるところ「まる子のようになる」っつーことだからね。