たまには澤田もエンターテイナー

ノンフィクションライター澤田が、このブログではエンターテイナーになった気でいろいろ振る舞います。

10連休の過ごし方

ライター、フリージャーナリスト、ノンフィクション作家。これらはいずれも個人事業主だ。

ところが、彼らの書いた記事を構成する編集部は勤め人で、宮仕えで、月給取りで、正社員。10連休もきっちり取りやがるからたまったもんじゃない。編集部がこの体たらく休暇に入っちまったんだから、物書きも休むしかない。

いやー、やることがねぇなぁ。

仕方がねぇから、読書をしてみる。物書きの基礎体力は一に読書、二に読書。普段から読書をしない物書きは物書きとして食っていけない。

とはいっても、今日から長い長い10連休。そりゃ子供は嬉しいんだろうけれど、大人にとっては(特に独身は)どう時間を潰すかでいろいろと思案する。読書をするったって、1冊2冊じゃ足りないだろう。

そこでオススメなのが、塩野七生の本。『ローマ人の物語』の全巻コンプリートとかね。

ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)

 

 そこまでガッツリ行かなくても、塩野先生の文庫本は600円とかで買えるものだから、暇を潰すにはこれ以上ない本だと思うんだ。

 『コンスタンティノープルの陥落』なんかは、集中すれば半日もかけずに読破できる量だ。

コンスタンティノープルの陥落 (新潮文庫)

コンスタンティノープルの陥落 (新潮文庫)

 

 ただ、澤田が塩野作品で一番好きなのは『十字軍物語』。

優秀な人材というものは、まるで温泉のように湧き出す時期と枯渇してしまう時期が周期しているようで、同じ十字軍でも第1回と第2回で実力差が全然違うことがよく描写されている。

十字軍物語 第一巻: 神がそれを望んでおられる (新潮文庫)

十字軍物語 第一巻: 神がそれを望んでおられる (新潮文庫)

 

 ただ、澤田の場合は塩野作品は大体読んじまってるんだよなぁ……。澤田個人の10連休の暇潰しという話題に戻すと、一度読んだ本にもう一度目を通してみるっつーのはちょっと……というのが正直な気持ち。

 

これは裏技みたいなもんかもしれんけど、『ナショナルジオグラフィック』の過去ナンバーを読んでみるっつーのはどうだろうか。

 ナショジオは他の雑誌と違って、過去ナンバーが以後数年に渡って販売される。神保町の古本屋に行けば、それこそ20年くらい前のナショジオが置いてあったりする。

昔のナショジオ、結構面白い。当時の最先端テクノロジーが大々的に紹介されていたり、フィルム一眼レフカメラの広告があったり。

とりあえず澤田は、このブログを更新したら最新号のナショジオを買いに行くけどね。最新号はダヴィンチ特集だっけ?