たまには澤田もエンターテイナー

ノンフィクションライター澤田が、このブログではエンターテイナーになった気でいろいろ振る舞います。

関わりたくないこんなライター2:「デマと戦います!」と公言するライター

f:id:vascodagama38:20190824183112p:plain



「デマと戦います!」

Twitterの紹介欄にそう書くライターが、たまにいる。

もちろん、澤田もネット上のデマは許せない。特にこの前の煽り運転殴打事件の時の「ガラケー女」に関するデマは酷かった。こういうデマとは戦うべきだ。

ところが、冒頭の「デマと戦います!」の「デマ」はガラケー女にされた女性の話でも、「犯人は金村竜一」の話でもない。

「デマと戦います!」と高々に宣言するライターの殆どは、己のブログで政治のことを書いている。要はこの人にとっての「デマ」とは「自分のものとは異なる意見」であって、単に己の気に食わないものを潰しにかかっているわけだ。

 

政治に絡むことを語る以上、万人とその意見を合わすことは絶対にできない。

それに、ひとつの物事も見る角度によって姿が全然違う。そんなのは小学生でも知ってる常識だ。

ところが、それが分からない奴もいる。酷いのは、「澤田は右翼だ!」と決めつけたジャカルタ在住(自称)のライターね。どうしてそう言われたのか、分からない。ただ、そいつは自分でメディアを運営していて(個人ブログの延長線上だけどね)、己のTwitterの紹介欄にも「デマと戦います!」と書いている。

澤田は、たとえ相手が極右だろうと極左だろうと、最低限の敬意を払ってくれれば仲良くするし話も聞くよ。「最低限の敬意」ったって、そんな大したもんじゃない。お世辞でも「お疲れ様。いつも記事読んでますよ」とか「今度メシでも食いに行きません?」とか「一緒にサバゲー行こうよ!」みたいな感じで言ってくれれば、それでいいから。

それすらできない奴って、結構いるんだよ。

己と意見が違う記事をググって探し出し、「あいつの言ってることはデマだ!」と断定する。いざ裁判沙汰になったら訴えられるのはどっちか想像できないのかね?

そういうライターには、仲のいい同業者がいない。それって「正義感が強い故の不器用」だと本人はカンチガイしてるんだけど、そうじゃないからね? ただの無礼者だからね?

まあ、ライターなんてのは基本的にテメェひとりでやるもんなんだけど、それでも飯のタネになるような話を共有してくれる同業者と必ずつながっている。けれど、同業他者への敬意すら示さず「あれはデマ、これもデマ」と手当たり次第決めつける奴に仕事を回すお人好しはいない。

 

よくたとえのつもりで言うんだけど、もしライターや作家だけでテレフォンショッキングをやったら、恐らく2週間としないうちに最初の人の論敵が来るんじゃないだろうか。

それに耐えられないってんなら、物書きなんてやめたほうがいい。

で、この「デマと戦います!」と公言する「異種を受け入れられない物書き」は中途半端なインテリかボンボンだったりする。

生まれてから今までフラスコの中で生きてきて、なおかつそれを自覚してないタイプだ。

徹頭徹尾平民育ちの澤田が、一番嫌いな人種でもあるんだが。