たまには澤田もエンターテイナー

ノンフィクションライター澤田が、このブログではエンターテイナーになった気でいろいろ振る舞います。

情報商材を買っている限り、絶対にその提供者よりも稼げない

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語学力を身につければ、恐ろしくカネになることは間違いない。

澤田の下手くそかつ不完全なインドネシア語ですらも、カネになっている。

英語以外の外国語をある程度読めるようになり、そこから現地のスタートアップや「どんなビジネスが流行しているか」ということを翻訳してそれを日本語の記事に書けば、買ってくれるところは必ずある。

このあたり、まさに「隙間産業」と呼べるものなのかもしれない。

 

たったそれだけのことなのに、大衆は図書館に通って語学を学ぶよりも情報商材を買おうとする。

なぜか?

簡単な話で、外国語をある程度でも覚えることは時間がかかるからだ。

語学習得とは即ち、半年ないし1年先を見越すことでもある。けれど、そんなことをするのは面倒くさい。だったら1記事1万円払って、手っ取り早く「スキル」を身につけよう。情報商材を提供する側も「この記事を読めばすぐに成果を得られる!」と公言している。

けれど、というより案の定、「素人でもできる仕事」は単価が物凄く安い。

「誰でもできる」というのはその分だけライバルが多いということだ。ライバルが多いと、ひとりアタマの報酬も少なくなる。これは自然の摂理としか表現できない。

だからこそ、澤田はインドネシア語で十分稼いでいる。

「どうしてインドネシア語? そんな言葉、役に立つの?」

今まで、何度そう言われたことか。「インドネシア語習ってるの? 凄い!」と言われた記憶は殆どない。

モンゴル語でもいいし、バスク語でもいいし、ルーマニア語でもいいし、ゾンカ語でもいい。とにかく、英語ではないマイナー言語を覚えたら世界の景色は絶対に変わる。

もう一度書くけど、それがかなりのカネを呼び込むことは間違いない。

 

情報商材の提供者は、自分より能力のある人間、言い換えれば自分より稼げる人間の登場を望まない。

当たり前だ。そんな奴が出てきたら、己の食い扶持がなくなるんだから。もっと具体的に書くと、情報商材という虚構が完全に見破られて打破される。

澤田は、既に「ネットでビジネス」を実行している。それで米を取っている。いざ自分がそうなってみると、結局は地道で時間のかかる方法でしかカネを生み出すスキルを開発できないと分かってしまった。

いや、「ネットでビジネス」という聞き慣れた言葉すらも実は正確ではないということすら判明する。

澤田は己のビジネスをするのに、たまたまネットを介しているに過ぎない。もしも大工の才能に恵まれていることが分かったら、明日からでもネットじゃなくて金槌とカンナで仕事をする。ネットなんてものは道具に過ぎない。

どうしてみんな、道具を唯一神のように崇め奉るのか。そしてそんなことを煽る人間を信じるのか。そのあたり、澤田は理解できない。