たまには澤田もエンターテイナー

ノンフィクションライター澤田が、このブログではエンターテイナーになった気でいろいろ振る舞います。

「#副業」というハッシュタグをつけると、どんな内容のブログ書いても副業界隈が「いいね!」する説

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Twitterのプロフィールに「月収ウン十万円達成!」と書いちまうようなライターとは、あんま関わりたくない。

そもそも、収入の額なんてものは極めてプライベートな情報で、そんなのをネットで晒すこと自体いろいろな守秘義務を抱えているWebライターとして失格だと思う。

 

我々は結果作品で勝負している職業の人間だということを自覚しないといけない。

けれど結局は「人間」だから、そこに失敗もあるし停滞もある。事実と違うことを記事に書いちまうこともあるし、何かしらのきっかけでまったく書けなくなることもある。

そのせいで一時的に収入が減るのは、仕方のないことだと割り切る必要がある。

だからこそ、Twitterのプロフィールに「月収100万円達成!」などと書いてはいけない。もちろんその意図はオンラインスクールやライター講座、有料記事への誘導だということは承知しているけれど、だからこそ具体的な収入額を表示してそれをPRしてしまうようなライターは信用ならない。

この商売は恐ろしく軟調な世界だということを隠蔽しているからだ。

 

Webライターなのに己の受け取る報酬を「1文字〇円」と文字単価で換算し、SNSで月収額を公表する。

この行為が愚策中の愚策だということが分からなければ、Webライターなんてやめたほうがいい。いや、そういう人はほぼ間違いなく数年以内に消えていく。

自分自身に「右肩上がり」という名の足かせをくっつけているからだ。そして報酬を文字単価で換算している限り、己の手に負えないほどの膨大かつ無機質な仕事に追い回される羽目になる。それは他人の文章に目を通せるだけの時間を持てなくなる、ということでもある。

澤田がこのブログ記事のツイートに「#副業」とやっただけで、上述の特徴に当てはまるライターが「いいね!」を押すだろう。もちろん、彼らはこの記事をロクに読まない。ハッシュタグにつながっているツイートを手あたり次第「いいね!」してるだけだ。

1円でも多くの収入をもらうことは、個人事業主にとっての基礎的な考え方。澤田もより多くの米を取るためにこの仕事をしている。そんな澤田の目から見て、己の頂戴する石高を公表してしまうのはやっぱり下策にしか思えないのだが、いかがだろうか。