米朝首脳会談inシンガポール
日本では「厳しい警備の中で行われた」って報道されてるけど、実際行ってみるとそうでもなかったよ。
確かに検問所があって、その前にグルカ人の武装警官が立っていたのは事実だ。けれど、シャングリラにもセント・レジスにも一般のお客さんが泊まっていて、通りにもたくさんの通行人がいるわけだから、この人たちを通せんぼするわけにもいかない。だから通行人に関してはボディーチェックもしなかった。
そういう意味で、思ったほどピリピリしてる感じではなかったと思う。
ただ、金正恩のSPは威圧感がハンパなかったね。あいつら、ピクリとも笑わない感じだもの。これでほんの少しでも微笑んでる場面があったら、澤田がそれを撮影してどこかに流してたんだけどね。「一瞬だけ気を抜いた金正恩のSPの写真」は、もしかしたらボス以上に価値があるんじゃないか?
上の写真は、金正恩の乗った車がホテルの敷地から出たあとのもの。やっぱり、笑ってくれない。終始こんな表情。
さて、次は日朝首脳会談か? やるとしたら、やっぱり平壌か板門店かな。
行ってみるか、北朝鮮。
ローガン・ポールの炎上動画とアイス冷凍庫事件
ローガン・ポールが日本を旅行した時の動画、あれはYouTubeの利用規約すら変えちまったほどの影響を及ぼした。
宣伝するわけじゃないけれど、澤田はこの署名にサインした。
https://www.change.org/p/youtube-delete-logan-paul-s-youtube-channel
何でこの署名活動に賛同したかってーと、その目的が「不快な動画をバンするため」だから。
このあたり、アメリカ人が始めた署名だけあって考え方が向こうっぽい。もしこれが日本人だったら、このテの炎上騒動を非難するのに「うp主をバンする」方向じゃなくて「該当の動画を無理やり拡散させる」方向に動く。
削除するべき動画や写真を、「コイツはこんな馬鹿なことをやらかした」っつーことで余計に拡散させるのが日本人。「子供に有害なものだ」と言って徹底的にブロックするのが向こうの人。だからローガン・ポールが青木ヶ原樹海に行った動画も、今じゃライブリークくらいでしか視聴できない。
そういえば、2013年の「アイス冷凍庫事件」っつーのがあったね。コンビニの冷凍庫に入った写真が大炎上したってやつ。
あの時澤田は、「もしあれが悪意を持った合成写真だったらどうするんだ」って考えたんだけどね。あれが本当にイタズラ画像なのかどうか、誰も裏を取らずに拡散されまくったっつーのは事実だ。
ここで考えるべきは、問題になった投稿とそれを投稿した奴をバンするようTwitter社に要請することだ。そうするべきだった。けれど、それをやった人間があの時いたとは思えない。それどころか、写真の拡散に大衆が手を貸した。
結局、ひとりの馬鹿を大衆が市民裁判にかけただけでこの話は終わった。冷静に考えてみると、この市民裁判の原告も被告もみんなモブに過ぎない。
群衆の中にひとりとして「市民」がいないから、SNSの規約を見直そうという展開も起こらない。ただの炎上騒動として認識され、やがて忘れられる。
高齢者向け簡単スマホは多分消滅する
スマホを使い慣れていないシニア世代に向けた携帯電話、っつー製品は日本じゃツーカーが最初だったのかな?
そこからツーカーはauに呑まれるまで最低限路線を貫いていったんだけど、この功績は確かに大きい。
けれど、それはあくまでも「歴史的業績」であって、今後そういう製品はなくなっていくと思う。
スマホの使い方が分からない人たちに向けて、操作が簡単なスマホを開発する。一見もっともな理屈のように思えるけれど、じゃあ「簡単」の基準は何なのよ?
結局、普段スマホを使ってる人から見て「簡単」っつーことなんだよな。
こんな記事もあるんだけどね。
http://japanese.engadget.com/2017/06/22/mmd/
スマホをこれから使いこなそう! という意欲のある人は、簡単スマホになんか手を出さず最初からiPhoneに行くんじゃねえのか?
逆にそうじゃない人は、自分がスマホを使いこなせるようになった時の合理性や利便性を一切想像できない。松屋のタッチパネル券売機ですら「使い方が分からないから代わりにやって」って店員に言う客がいるからね。
じゃあ券売機の操作をもっと簡単にしよう……とやったら、むしろ逆効果になる。逆説的だけど、「簡単操作」が操作を複雑化する。券売機の使い方が分からない人にとっては「一体何が簡単なのか?」ということが疑問の壁として立ちはだかる。
簡単スマホの業績は、「最低限の機能で充分と感じるユーザーがいる」ということを発見した点に尽きる。軽量Androidが普及したら、低スペックでもサブ機として充分に活躍できるスマホがどんどん発売されていくだろう。このあたりに焦点を絞れば、簡単スマホはまだ販路を見出だせると思う。
けれど、スマホそのものを知らない高齢者相手にはもう売れない。
今年は事業所の「方向性」が固まった年になった
去年とは全然違う状況になっちまったよ。
今年2017年は、設立3年目の澤田オフィスにとっては転換点になったかもしれない。方向性というものが定まってきたからだ。
インドネシア関連の記事に関しては、今後はスマホ絡みの話題がメインになる。理由は簡単で、この国のビジネスを考察するのにスマホ普及やアプリビジネスは切っても切り離せないからだ。
ようやく、本当にようやく、他のインドネシア情報メディアと決定的に差別化できる分野が見つかったと澤田は思ってる。
http://rumahrumah.co.id/jp/concierge/news
https://www.kashi-mo.com/media/2217/
あとは、テクノロジーライターとしてクラウドファンディング発の製品を取り上げていく予定。最近うまいこといった記事は、@DIMEで書いたコレ↓
藤原産業の専務、すっげぇ面白い人だったよ。いやー、ああいう雰囲気の職場って本当に羨ましいわ。
というわけで、こういう感じの取材記事は来年もどんどん書いていく。あと、イベント取材も。
「マスコミが伝えない真実」
現代人はパワーワードで動く。これは、澤田自身がWebライターっつー商売で米取ってるからはっきり断言できる。
その中で、とりあえずこの単語さえ入れれば多少のPVは取れるっつーものがあるんですよ。
「日本人」、「歴史」、「真実」、「嘘」、「学校では教わらない」。この5つは組み合わせとしての親和性がものすごく高い。おまけに最初から狙った層のユーザーにしっかりリーチできる。
あと、この記事のタイトルの「マスコミが伝えない真実」ね。これは思想の左右問わずユーザー引っ張ってこれますよ。
いわゆるSEO戦略っつーやつなんだけど、お笑い系の記事を書くなら「腹筋崩壊」、県民性ネタを書くなら「あるある」、「グンマー」が今の時点でのパワーワードなんだな。ノマドになる方法だと「自由」、「旅行」、「収入」かな。
そもそも「県民性」自体、ネットじゃかなり強力なパワーワードなんだけどね。
だから、たまにはスマホの電源切って紙の新聞や本読むことはすごく大事なことなんだよ。