たまには澤田もエンターテイナー

ノンフィクションライター澤田が、このブログではエンターテイナーになった気でいろいろ振る舞います。

澤田が「生理用ナプキン問題」の記事を書いた理由

IDEAS FOR GOODで、澤田はこんな記事を書いた。

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11日に34歳になった野郎がこういう記事を書くのは、おかしいかな? いや、澤田自身は全然おかしくはないと思ってるけどね。

日本人にとって、地震っつーのは殆ど宿命みたいなもんじゃない? これはね、他の国に移住しない限りは嫌でも避けられないものだよ。ただ、前から気になってたんだけど避難所で生理が始まったらどうするんだって。

澤田は男で、生理というものを自分で体験することは一生涯ないから、余計に気になるんだ。

それを「デリケートな問題」と言って伏せておくのは簡単だよ。ただ、どこかで誰かが声を上げないと、この「生理用ナプキン問題」は大抵の男が気付かずにそのまま放置されるんじゃねぇかと思う。

そういう視点から見ると、「執政者が全員男」という環境はかなり危うい。いや、これは別に政治批判を意図してるわけじゃないからね。

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もし自分が平均月収100ドルの国に住んでいたら、まず何を買うか?

少なくとも、生理用品なんて買うことは絶対にない。日々の食料と光熱費、家賃、子供の学費、それで精一杯だろうね。そのことはインドネシアという国で骨の髄まで学んだつもりだ。

ただ、これは逆説的なんだけど、もし何とか生理用品を手に入れることができたら結果的に感染症のリスクが下がって、それが貧困スパイラルからの脱却につながるんじゃないか?

生活に余裕がない→生理用品が買えない→家族が感染症に→病院の診察代がのしかかる→生活に余裕がない

この悪循環をどこかで変える必要がある。記事でも書いたけど、気軽に病院へ行って抗生物質を点滴してもらえる国は世界広しと言えど日本か北欧諸国くらいだ。

だからこのナプキン問題は、突き詰めれば医療問題なんだよ。その厄介な問題に自分の筆が多少でも貢献できるってぇのなら、これほど嬉しいことはない。