たまには澤田もエンターテイナー

ノンフィクションライター澤田が、このブログではエンターテイナーになった気でいろいろ振る舞います。

OYOの件で酷く凹んでいる澤田さん

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OYOは、日本から撤退するかもしれない。少なくとも、このままの状態を放置しているわけにはいかんだろう。

www.traicy.com

AIが日毎の宿泊料金を決めるというシステムは、誰しもがOYOのアプリを使っている時にはものすごい攻撃力を発揮する。

ところが、東南アジアにある程度滞在していた人間ならともかく、普通の日本人は「OYO? 何それ美味しいの?」という感じだ。

誰もOYOを利用しない状況だと、FC加盟店にとってはOYOに払う費用ばかりが足枷になる。そこで摩擦が発生した、というわけか。

そんなOYOに、澤田は相当な期待感を持っていた。

intojapanwaraku.com

日本国内の歴史探索旅行に、OYOのアプリは欠かせないものになっていくと筆者は確信している。

この時の澤田は、本気でそう思っていた。今思うと、恥ずかしいのだが。

質の悪い安宿をFCに組み込んで、ハイレベルなサービスの安宿に生まれ変わらせるというOYOの発想自体は素晴らしい。ところが、日本の安宿(民宿)はそもそもハイレベルだ。自前の料理を提供したりもするし、あとは防犯カメラと便器の洋式化、それと有料チャンネルの映る薄型テレビを一部屋1台設置すればそれでいい。

しかも、日本の民宿は昔からの顧客を抱えていたりもする。

それを分かってないOYOにいろいろ指図され、しかもFC料も取られる。

FC加盟店にも責任の一端はあるとはいえ、OYOはあまりにも日本の旅館事情を無視し過ぎた感がある。

 

そんなOYOの体質を見抜けなかったのは、澤田の重大な過失だ。

これ以上、どんなことを書いてもそれは言い訳に過ぎない。

ビジネスは、本当に難しい。