たまには澤田もエンターテイナー

ノンフィクションライター澤田が、このブログではエンターテイナーになった気でいろいろ振る舞います。

50代以上のクソリプオヤジにありがちな「文章の特徴」

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一応澤田は物書きで米取ってるから、文章を見ればその人の性別や大まかな年齢くらいは見当がつく。

文章ってのは嘘をつかないもので、書いた本人がいくら身を隠そうと文章の中に必ずその人の特性が出てくる。

特にTwitterでたまに見る「クソリプオヤジ」は、非常に分かりやすい例だ。本人は徹底的に匿名を通しているつもりでも、そのリプライを読めば書いた人間の顔がまざまざと想像できる。そもそも「クソリプオヤジ」ということが分かるほど、頭隠して尻隠さず状態が発露しちまってるわけだ。

というわけで今回の記事では、「50代以上のクソリプオヤジの特徴」ということで書いていこう。

①「、」が多くて、しかも変な位置につける

これはある年齢以上の、SNS経験値が少ない男性クソリプラーにありがちな特徴。

たとえば、

あなたの、主張は間違っています! どうして、そんなことを、言うのでしょうか! 親の顔が、見たい! 社会人失格!

という感じで、どうしてそんなところに「、」をつけるんだ馬鹿野郎という感じの文章を書いてしまう。

確かに、澤田も「、」を置く位置に悩むことはある。そういう場合は己の書いた文章を声に出して読むことにしている。少しでも不自然に感じれば、「、」は取ってしまう。或いは他の位置へ移動させる。

つまり、中高年クソリプラーはそういうことを一切していないわけだ。

SNS経験値どころか物書き経験値の浅さも露呈しているのに、そういう点にも気づいてないという痛さがたまりませんな。

②なぜか「!」も多い

上の例文にもある通り、中高年クソリプラーはどういうわけか「!」を多用する。

もうひとつ例文を書いてみよう。

コロナは、風邪! 自粛は、不要です! 不安を煽る、立憲民主党反日

という具合に、「。」は少なく「!」がやけに多かったりする。

書いてる本人からすれば、Twitterで書く文章は政治的な檄文の延長線上なんだろう。「全世界の労働者よ、立ち上がれ!」みたいに。その一方で、自分を若く見せたいもんだから「!」は絵文字だったりする。「❢」みたいな感じに。

それがむしろオヤジ臭さ満載だったりするんだけど。

③ところどころで政治的主張

今の今まで刺激の少ない人生を送ってきた中高年ほど、政治的主張をする時のドーパミンドパドパ現象に依存しやすい。

気になったツイートに対するリプライはもちろん、他のTwitterユーザーに対するDMでも本題とは関係ない政治的主張を混ぜる。

ケーキを、買いたかったのに売り切れ! 店員態度悪いです! 昔は、そんな、冷たい人はこのデパートに、いませんでした! アベ政治の非情さ、ここに!

デパートにケーキを買いに行ったのに売り切れていてガックリ、ということを言いたいはずのこの文章。店員の態度が悪いという点は主題に関係している部分だけど、どういうわけかそれをアベ政治うんたらかんたらにつなげてしまう。こういうオッサン、いるでしょ?

「、」のテンポの悪さと相成り、もはや文章としてはガタガタ。けれど、本人はそのことをまったく気にかけない。己の言いたいことを言い切ったんだから、それでいいわけだ。

④常体と敬体の混同

いわゆる「だ・である」と「です・ます」をごっちゃごちゃにしてるのも中高年クソリプラーの大きな特徴。

私は、戦います! 政権打倒だ! 弱者を、守るのが真の政治です! それを、しなければ本当の意味で、強い者とは、言えないんじゃないだろうか!

終始自分視点で語っているのに、敬体・常体・敬体・常体と何度もひっくり返っている。ちょっと賢い小学生なら知っている文章の基本。それをすっ飛ばしてひたすら政治語り。読む側は相当な労力を消耗する。

⑤結局自力で何もしない

これは高齢のジャーナリストにも多いんだけど、世の中に一石を投じている割には自分の手で問題を解決しようとは一切しない。

銀行で、ネットバンキングを、勧められました! だが、私は、スマホが苦手! 誰でも、スマホが、できるわけじゃない! もっと、優しい社会を!

主張するだけしておいて、自分がスマホ操作を覚えようという発想には絶対に至らない。それは「手を汚す」ということだからだ。

これがおばさんなら、ブツブツ愚痴や文句を言いながらもしっかり手を動かす。おじさんはそうじゃない。男というのは常日頃気をつけていなければどうしてもプライドが暴走しがちで、中には自分が行動することは卑しいとさえ考えるのもいるくらいだ。

そういう意味で、男という生き物はかなり脆弱だ。

 

だからこそ、会社の窓際オヤジは侮ることができない。

こういうオヤジは大抵は道楽者で、プライベートが充実している。意外な人脈を持っているし、楽しく生きるためのスキルもある。『釣りバカ日誌』のハマちゃんみたいな感じのキャラ、と言えば分かりやすいか。

もともとクソ真面目に生きていないから、世の中に対して主張したいこともあまりない。スマホなんか使えなくたって、それを補って余りある道楽を持っている。

そういうオヤジにTwitterは必要ないし、だからこそクソリプラーになることも絶対にない。

オヤジは不良であるべきだ。