たまには澤田もエンターテイナー

ノンフィクションライター澤田が、このブログではエンターテイナーになった気でいろいろ振る舞います。

マイナポイントって、正直どうなの?

f:id:vascodagama38:20191204171857p:plain

「2万円チャージしたら5000円分のポイントがもらえる」っつーマイナポイント、あれやっぱ奇妙な政策だよ。

これについて、荻原博子氏がこう言ってる。

jisin.jp

手続きには、パソコンだと専用ソフトのインストールや2,000〜3,000円のICカードリーダライタが、スマホだとパソコンとのブルートゥース接続などが必要。

 

澤田はSteamの洋ゲーの日本語ローカライズMODを自分で入れたりするんだけど、それでも外付けのICカードリーダーなんて持ってないよ。

そんなんで3000円すっ飛ばしたら、ポイント還元でもらえる5000円なんか殆ど意味ないよなぁ……。カードリーダー買うためにマイナポイント利用してるようなもんじゃん。

だからマイキーIDがiPhoneに対応するのを待つしかないか、或いは市役所の対応窓口に行くか。けれど対応窓口なんて混雑するはずだから、そんなのに時間かけたかねぇわな。

で、このマイナポイントのキャッシュバックが1回きりなのか、それとも30日なら30日の間を開けてもう一度もらえる資格が発生するのか、そのあたりは未確定らしい。もし後者だったら、恐ろしいことになるぞ。

簡単な話で、政府の予算が尽きるまでの還元争奪戦になる。PCもスマホも使えない人たちはもちろんだけど、結局はキャッシュレス決済サービスについて網羅している還元ガチ勢がパイの大半を持ってっちまうことだってあり得るんじゃねぇか?

そういう意味で、マイナポイントはあんま頭のいいやり方とは思えなんだ。

 

そういう視点で見たら、キャッシュレス還元事業だって「恩恵の獲り合い」みたいな構造だっつーのは否めない。

地域差もそうだけど、どの店でどんな決済銘柄を使えば一番得かということを知り尽くしてる人間ばかりが有利になっていく。だから、そんな事業はとっとと辞めろ安倍政権……とは言わない。自分の発想で機械をいじるのがすこぶる苦手な日本人の場合、こうでもしなきゃキャッシュレス決済なんか普及しないという理屈は間違っていない。

実際、スマホ教室に人が多く集まるようになったしね。キャッシュレス還元事業のインパクトは、確かに目に見えて現れている。

それだったらマイナポイントなんかやめて、還元事業の期間を延長すりゃいいんじゃねぇかと思う。